Takesada Matsutani drop in time
Hauser & Wirth Somerset 
【映像取材報告】

 

9/26-9/30、美術家松谷武判さんの展覧会の映像取材に行ってまいりました。簡単なご報告をさせていただきます。

 

1)
Hauser & Wirth Somerset
 ギャラリーの考え方が興味深いものでした。
18
世紀の農場を生かしており、壁や天井など骨格はそのままです。
地元の食材を近くの畑で栽培し、また肉もそこで塩漬け、燻製し、
ギャラリー内にあるレストランで調理し、提供。
庭は、ピート・アウドルフのデザインによるもので、
庭というよりも、野原のような印象。高度に配置された草花が野趣あふれる雰囲気でした。
展示空間という枠組みを超えて、アートがある豊かな暮らし全体を考えた施設になっていました。

2)
松谷さんの作品は、4つの部屋と別棟で展示。
入ってすぐの脱穀納屋だった部屋で、墨を垂らすパフォーマンスが9/28の夜に行われました。
次の部屋には、黄色とブルーの新作。
さらに奥に入ると、Blown-up 15(横幅5mのドローイングと黒の球体)が展示されていました。展示する場所でこんなに印象が違うんですね。
さらに奥には、さまざまな素材の小品が壁に飾られていました。
別棟には、版画が多数展示されていました。

今回の墨の作品(Beginning a drop in time)は、周りの環境に寄り添うような優しい光を放っていました。松谷さんの人間性と作品とのリンクがより強まっているように感じました。

 


【展覧会情報】

タイトル:Takesada Matsutani drop in time
日時:2018929(土)〜201911日(火)
   プレビュー 928日(金)18時〜
会場:Hauser & Wirth Somerset
   Durslade Farm
   Dropping Lane, Bruton
   Somerset BA10 0NL, UK
   Tel:  +44 (0) 1749 814 060

https://www.hauserwirth.com/hauser-wirth-exhibitions/21468-takesada-matsutani-drop-in-time


 

【映像取材へ行きます】

 

イギリスで美術家松谷武判さんの展覧会が開催されます。
1960年代の作品から新作を含め、数多くの作品が展示されます。
プレビューにはパフォーマンスも予定されています。
展示会場となっている場所は、18世紀の農場を現代アートのギャラリーに改造したものです。

 

タイトル:drop in time

日時:2018年9月29(土)〜2019年1月1日(火)

   プレビュー 9月28日(金)18時〜

会場:Hauser & Wirth Somerset

   Durslade Farm

   Dropping Lane, Bruton

   Somerset BA10 0NL, UK

   Tel:  +44 (0) 1749 814 060

 

https://www.hauserwirth.com/hauser-wirth-exhibitions/21468-takesada-matsutani-drop-in-time

 

2006年から松谷武判さんの映像を撮り続けている映像ユニットRaRa Project(藤原次郎+奥村恵美子)は展覧会の映像取材に伺うことにいたしました。私どもは、撮影のため、現地には9/26(水)から9月30日(日)まで滞在予定です。

 

設営、関係者インタビュー、庭や町の風景、展示作品の様子、そして、プレビューの際のパフォーマンスの様子などを撮影してまいります。

 

帰国後、またご報告させていただきます。

 

映像「Matsutani4」の完成に向けて・・・。


受賞について新聞に掲載されました。

 


独・ワールドメディアフェスティバル 授賞式に参加

 

ドイツのメディア都市ハンブルクで5月16日に授賞式が開催されました。
場所は、デルフィー・ショーパラストというライブハウス。世界各国から約200名の参列者がありました。
17時ごろから徐々に受賞者が集まってきて、シャンパンを手に開場を待ちます。やがて会場への誘導されます。
各テーブルには10名程度の参加者。日本からの受賞者は18番のテーブルひとつを囲みました。
金賞、銀賞の発表のあと、特別賞、グランドアワードと続き、最後のクライマックスはグランプリです。
もうその頃には夜10時半を回っていました。
その場は、国を越えて受賞を皆で祝う熱気に溢れ、次の作品づくりへのエネルギー源にもなります。
私どもの映像プロジェクトMatsutaniも12年を越え、映像「Matsutani 4」の制作に注力してまいります。


美術家 松谷武判の第57回ヴェネツィア・ビエンナーレの

作品展示ドキュメンタリー映像

「MATSUTANI Stream in Venice (邦題:松谷 流れ ベニス)」

独・ワールドメディアフェスティバルで銀賞を受賞

 

 

https://youtu.be/IVHaspM29CU

 

フランス・パリで創作活動を50年以上続けている美術家 松谷武判の

ヴェネツィア・ビエンナーレでの作品展示の情景を映像化した

「MATSUTANI Stream in Venice」(RaRa Project藤原次郎、奥村恵美子制作)が、

ドキュメンタリー/他部門で「銀賞」を受賞しました。

 

ワールドメディアフェスティバルは、2000年にドイツ・ハンブルクで始まり、今年で第19回。

広報・アニメーション・ドキュメンタリー・教育・エンターテイメント分野での企業映像・

TV番組・印刷物・ウェブサイト動画などを対象とした、現代メディアの国際コンペティションで、

今年は、37カ国から785作品の応募がありました。

 

授賞式は、ドイツ・ハンブルクで2018年5月16日に開催されます。

 

http://www.worldmediafestival.org/

 

<映像についての紹介>

 

タイトル: MATSUTANI Stream in Venice (邦題:松谷 流れ ベニス)

企画・制作:RaRa Project

撮影・編集:藤原次郎

プロデューサー:奥村恵美子

撮影協力:Kate VAN HOUTEN、Hiroko HORI、Antonin MAENO

写真協力:Andrea AVEZZÙ、Italo RONDINELLA、Masaki MORITA、Antonin MAENO

英語翻訳:Fontaine Limited

特別協力:La Biennale di Venezia、Christine MACEL、Hauser & Wirth

時間:10分30秒

制作年:2017年 

 

 

第57回ヴェネツィア・ビエンナーレが2017年5月13日から11月26日まで開催され、

関西で生まれ育ち「具体」で活動したパリ在住の美術家 松谷武判がディレクターの

クリスティヌ・マセル氏によって国際招待作家の一人に選ばれました。

松谷の作品はアルセナーレの屋内インスタレーションとジャルディーニの庭園で

既存の樹木を取り込んだ屋外インスタレーションの二つが展示されました。

 

4メートル×20メートルのキャンバスは半年以上かけて6Bの鉛筆で描かれたもの。

その巨大なドローイングに、ボンドで立体にした作品を組み合わせ、

さらに墨汁を入れた袋を天井から吊り下げ、その袋に穴を開け墨を落としていきます。

過去という時間の集積がドローイングに込められ、また、袋からしたたり落ちる墨が

連続する今という時間を表現します。

その空間に立つと包み込まれるような印象を受け、それはまるでお寺の空間に佇むかのようでした。

 

この映像作品は、2017年4月22日から会場で始まった作品の設営の情景を中心に

構成しています。撮影した藤原次郎はあくまでもカメラを固定した水平垂直構図を

基本に構成し、黒の世界に潜む時間を想像させます。

松谷の作品は制作だけでなく、設営もまたパフォーマンスアートであり、

留まることのない時の流れを感じさせます。

11世紀にできた長い歴史あるアルセナーレの巨大空間での映像ドキュメンタリーには、

日本人の精神性が表現されています。

 


松谷武判アーティストトーク
MATSUTANI in Venice Biennale 2017

 

現在、クリスティーヌ・マセル氏(ポンピドゥー・センター チーフキュレーター)を総合ディレクターに迎えて開催中の、第57回ヴェネツィア・ビエンナーレに、国際招待作家として選ばれた美術家松谷武判が、この秋西宮に帰ってきます。

10月15日に西宮市大谷記念美術館で、ヴェネツィア・ビエンナーレの展示についてお話いただくトークイベントを開催します。

[ MATSUTANI Stream in Venice ]の上映とトークにより、ヴェネツィアで繰り広げられている「松谷武判の流れ」をご紹介します。

ご希望の方は下記の要領でお申し込みの上、ご来館ください。

 

http://otanimuseum.jp

http://otanimuseum.jp/exhibition_event.html

 

開催日時:2017年10月15日(日)14:00~15:30

題  名:松谷武判アーティスト・トーク

     MATSUTANI in Venice Biennale 2017

内  容:・[ MATSUTANI Stream in Venice ]上映

       (制作: 藤原次郎、奥村恵美子)

     ・松谷武判氏によるトーク(聞き手:奥村恵美子氏)

会  場:西宮市大谷記念美術館 講堂

料  金:無料(入館料が別途必要)

定  員:100名

対  象:小学生以上

申込方法:9月16日(土)午前9時より

     電話(0798-33-0164)にて受付

     先着順 1回の電話で4名まで申込可能です

     皆さまのご参加をお待ちしております。

 

 

第57回ベネチアビエンナーレ(2017.5.13〜11.26)の国際招待作家の一人に選出された松谷武判。
その作品(Stream in Venice)の設営風景を撮影に、2017.4.23-27にベネチアへ藤原と奥村は行ってきました。
歴史ある巨大な兵器廠に巨大な作品。圧倒的な存在感でした。

www.labiennale.org

 

設営風景の動画をアップしました。

 

 


松谷武判の作品世界の映像化に取り組んで10年。

出発点となった画廊「アートスペース感」で、2016年5/18-29まで、プロジェクト10年展を開催しました。

5月19日の座談会

 

左から、企画者、映像プロデューサーの奥村恵美子、建築家の石丸信明、映像作家の藤原次郎。10年前の映像化の原点となった黒い球体を後ろに10年を語りました。

映像と作品が自律しているという石丸氏の言に納得しました。